世界と僕

心という海を、言葉というサーフボードに乗って日々を生きてるんです。素直になるために。

宇宙にキス

鎖でしばった柔らかな脳みそを
道端に転がして遊んでる
あたたかな優しさは傷を覆うだけだろう
背中を刺す太陽光 誰も責めはしない

女神の形したサボテンのトゲ
私のカラダに植え付けた
むしりとった感情のように
どこかなじまないね

「愛してる」「会いたい」
「愛してる」「会いたい」
繰り返される神の恋愛実験
化学反応の声響き 世界中にこだまする星

プールの隅っこに浮いている心臓と
ピンクのモミジ模様のワンピース
さわがしい道徳は欝を加速させる
顔をなぐるあの雪を 誰も咎めはしない  

あの世のさらに向こう側の景色を
知りたくて知りたくて家を出た
花粉まぶしたトーストを食べて
裏庭のスペースシャトル乗り込んだ

「愛してる」「会いたい」
「愛してる」「会いたい」
繰り返される神の恋愛実験
化学反応の声響き 世界中にこだまする星

ララーラーラーラー ダッダーン
なにもかも忘れて
ララーラーラーラー ダッダーン
虹色の宇宙にキスしたい