世界と僕

心という海を、言葉というサーフボードに乗って日々を生きてるんです。素直になるために。

夜の草原

草原の空に光る温かな星を
手を伸ばしてかき集め
ネックレスにして首にかけた
胸の奥にあった闇が小さくなり僕は生を感じる
胸の奥にあった荒れた波が静まって僕は安らぎを見出だす
なんて幸福なときなんだ
このときがずっと続けば良いのに
僕は草の上に寝転んで三日月を眺めた
それはまるで僕の心に刻まれた傷口のようだった
風が草原を撫でるように揺らしていく
僕は草原の一部になり夜空を仰いだ
永遠があるというのなら
その永遠を虹色に染めて
この身を包んでほしかった
不安が訪れないように
死が訪れるまで