世界と僕

心という海を、言葉というサーフボードに乗って日々を生きてるんです。素直になるために。

ポエム

意識の奥に眠る獣 何色かも分からない どんな形かも分からない 僕のすべてを食いつくしてしまった だから僕はその獣を起こす必要があるのだ この目に映る意識の上澄みなんかに興味はない 僕を解き放つものが親であれ友であれ他人であれ 招き入れてパーティを…

赤い卵

途切れ途切れの僕の希望って光は筒抜けだね ぼろぼろのカーテンみたいで 不快さを部屋中に撒き散らして 乱反射する光の屑を眺めてる今 遠くを飛び交う理想の群れを 空虚さに抱かれて見守るのかい? 旅立ちの前の夜の興奮を いまだに僕は忘れはしない 正義の…

夜の草原

草原の空に光る温かな星を手を伸ばしてかき集めネックレスにして首にかけた胸の奥にあった闇が小さくなり僕は生を感じる胸の奥にあった荒れた波が静まって僕は安らぎを見出だすなんて幸福なときなんだこのときがずっと続けば良いのに僕は草の上に寝転んで三…

ひとつになれ

虹色に光っていた僕の幼さひとつひとつ抜け落ちる色ふさふさの夢はどこへ行った?黒の中で浮かぶ孤独の種見つめるほどに偉そうに肥大してくね歩む足にはリズムが無くて心臓の音 夜を彷徨う誰か拾ってよ 誰か拾ってよ叫び方を忘れた僕 家に帰りマウス握る手銃…

宇宙にキス

鎖でしばった柔らかな脳みそを道端に転がして遊んでるあたたかな優しさは傷を覆うだけだろう背中を刺す太陽光 誰も責めはしない女神の形したサボテンのトゲ私のカラダに植え付けたむしりとった感情のようにどこかなじまないね「愛してる」「会いたい」「愛し…