平常心を保つコツ
高慢な人というのはどこにでもいるものだ。
親しくもない人に「おまえ」呼ばわりされて一瞬、腹が立った。
しかし、すぐそのあとで、自問自答して出た結論は、
「上下左右ではなく、相手の心の在り方を観察すればいいんだ」
ということだった。
つまり、「おまえ」と言われて「下に見られてる自分」というものが姿を現したわけで、それは裏を返せば、「他人を上下で判断している自分」がいたことに他ならない。
感情の起伏はあっても、もちろん程度の差はあるのかもしれないが、喜怒哀楽に優劣も上下も無いはずなのだ。
人間には、何かと優劣や上下をつけて分類する癖があるということに気づいた。そして、偉そうな人や嫉妬している人や冷淡な人・・・などなど、さまざまな人間がいるが、そういうときは、相手の感情観察をするとこちらの感情がかき乱されることを防止できる。